消費者金融

武富士

かつて消費者金融最大手だった武富士は、1968年6月に武富士商事として設立されました。
社名の由来は、武士のように勇敢で、富士のように壮大で優しいという意味だそうです。

最盛期の1996年には全国店舗数505店、貸付残高9149億円、経常利益1107億円と
いう、銀行大手を上回る収益をあげていました。これは消費者金融業界のみならず、金融業界ト
ップの業績だったのです。

武富士は他の金融業者とは一線を画す営業方針で、フリーダイヤルの導入、全国主要支店の土日
営業、無人契約機の導入など、消費者の利便性の向上を最優先した業務展開を行っていました。
その結果として、他の業者の追随を許さない顧客数と売上げ実績をあげるまでになりました。

また、情報システム構築への先行投資も積極的に行い、複雑な業務処理の効率化と顧客への対応
を迅速化しました。そして、1998年になると、東京証券取引所へ一部上場をはたすこととなります。

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過払い金請求

お茶の間のテレビCMでも知名度を上げた武富士でしたが、2006年の最高裁判例により事
態は急変していきます。

出資法の上限金利が違法とされた消費者金融業者は、こぞって払い過ぎた過払い金請求を受け
ることとなり、武富士も同様の請求で一気に会社が傾いていきます。過払い請求をした顧客は
推計で200万人といわれ、その額は2兆4000億円とされています。

2010年9月、東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請し、受理されます。

草創期の消費者金融