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現地校に通う子供たち:Part1

〜現地校で通う子供たち〜の体験手記について〜
体験手記を掲載する意図は、同情を買うためでも、同じような母親たちに、なぐさめあってもらうためでもありません。まして、お子さんを連れて渡航される方を不安に陥れるためでもありません。これから、お子さんを連れて渡航する方に「子供はすぐに現地に慣れる」という神話に警鐘を鳴らしたいということ。それから、すでに渡航されて、お子さんの事で悩んでおられる海外に暮らす母たちに、「あなただけじゃないよ。一緒に頑張ろう。」と伝え、それぞれのケースの中にいくつかのヒントがあると思うので、それらを活用して欲しいと思って、体験手記を掲載しています。(みかりん)

20,09,2001(文:みかりん)

次女が渡英したのは、4歳の時。日本で言えば、幼稚園の年小さんでした。選択肢は、現地校しかなく、幼稚園の次女は、イギリスで、9月の新年度から、Reception(義務教育)に入りました。クラスには、2人の日本人の子もおり、まぁ大丈夫かなと楽観していました。1週間目は、ものめずらしかったのか、別に学校に行くのをぐずることもありませんでした。

ところが、2週間目の朝から、ぐずるようになりました。「学校に行きたくない」と言い出し、なんとか登校して教室に連れて行っても、私にしがみついて離れません。私が教室を後にする時には、泣き出していました。しかし、私も語学学校に通いだしたこともあり、時間に余裕が無く、先生に任せて、後ろ髪を引かれつつ学校を後にしていました。

しかし、次女は、朝、泣くだけでなく、ほぼ毎日、おもらしをしていました。4歳でしたから、余程のことがないと、おもらしなどしなくなっていたのですが、トイレに行きたいということを言えずにおもらししていたようです。いえ、トイレという単語は分かっていたのですが、先生に言う勇気が無かったのかもしれません。それなのに、私はそこまで思いやってあげることができずに「なんでおもらしするの!」と時々怒って(そんなに強くではありませんが)いました。本人に「なぜ、トイレに行かないの?」と尋ねると「汚いから嫌だ」と言っていました。

朝のぐずりとおもらしは、1ヶ月経っても治まりません。2ヶ月経っても。。。

「子供はすぐ現地に慣れる」「子供はすぐ現地語ぺらぺらになる」というのは、神話だったんだと気付きました。そして、クリスマスも近づいた頃、やっと、朝、ぐずることが少なくなり、おもらしもしなくなってきました。これが現地校に慣れたということならば、約3ヶ月で次女は慣れたことになります。大人の時間からするとたった3ヶ月で慣れたということなのでしょうが、時間の流れがゆっくりな子供からしたら相当に長い時間だったのかもしれません。もちろん、辛いことばかりじゃなく、楽しそうにしていることも多かったのですが、それでも、何にも言葉が分からない中に放り込まれて、恐怖感でいっぱいだったのではないかと今になって思います。

その後、年が明けて少し経った頃、また、「学校に行きたくない」ということがありました。それはどうやら、同じクラスの日本人の女の子があんまり相手をしてくれなかったり、遊んでくれなくなったようです。しかし、それは仕方ありません。その子は、1年以上現地校に通っており、英語ももう現地の子と変わらないくらいになっていました。それゆえ、うちの子は、その日本人の女の子にべったりくっついていたようです。そうなると、いくらその女の子も日本人のお友だちができて嬉しくても、段々うっとおしくなりますよね。何せ、うちの子は、トイレにまで付き合せていたのですから。(^_^;) 大人であっても、そんなにべったりされたらかないません。ましてや、ほんの5歳の子。うちの子がうっとおしくなるのは当たり前であって、その子を責めることはもちろんできません。

そんな風で、また、一週間くらい(もっとだったかな)ぐずるようになりましたが、その後、次女は、とても明るくなりました。その日本人の女の子が突き放してくれたおかげで、現地の子と交流する覚悟(?)ができたのか、たくさんの現地の子と仲良くなりました。そして、現地の子と仲良くなるのに比例して英語も上達していきました。今では、たくさんのお友だちに囲まれて、楽しい学校生活を送っているようです。でも、だからといって、「子供はすぐに現地に慣れる」とは安易に言えないと感じています。

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